ヘレスでのF1合同テスト3日目、ニコ・ロズベルグがメルセデスF1 W06ハイブリッドのステアリングを握った。途中エンジンのトラブルに見舞われながらも、ロズベルグは151周を走りこんでいる。
ロズベルグはセッション開始時間の9時からコースに出てランチ前に93周を走りこんだ。13時ごろにトラブルが発生、ターン10でエンジンがシャットダウンしたものの、午後にも58周を走行している。
ロズベルグは合計151周を走り、1分21秒982のタイムで8人中3番手となった。
「去年の僕らの弱点は信頼性だった。だからそこの強化に集中している」とロズベルグ。彼はこの日、テレメトリーのトラブルにも見舞われていたことを明かしている。
「(開幕戦の)メルボルンまではまだ時間がある。今のうちに問題を洗い出すことが重要だ」
「(テスト2回目と3回目が開催される)バルセロナで問題が見つかった場合、時間がないから対処するのが簡単ではなくなる」
「ここで見つけておいた方が解決するのがはるかに楽だ。だからこそたくさんの距離を走りこむことが重要なんだ」
「このマシンの弱点をいくつか見つけることができたのでよかった。簡単に解決できるものだし、順調に進歩している」
テストが始まる前、ロズベルグはチャンピオン最有力候補のメルセデスにとってのライバルはレッドブルとウイリアムズであるとしてフェラーリを除外する考えを示していた。しかしテスト序盤を見る限り、フェラーリの速さは注目に値すると彼は述べている。
「ライバルたちを注視しているが、この2日間は特にフェラーリに驚かされた」とロズベルグ。
「それでも僕らはシーズンをいい形でスタートできると思うし、開発もうまくいくと確信している」
ヘレステストでのロズベルグの走行はこの日で終了、最終日にはルイス・ハミルトンが作業を引き継ぐ。