ヘレスでのF1合同テスト3日目、キミ・ライコネンがフェラーリSF15-Tで初めて走行した。ライコネンはマシンに乗ってすぐに大きな進歩を感じたと述べている。
テスト前半2日間はセバスチャン・ベッテルが担当、3日目にライコネンが登場した。この日チームは空力テストとセットアップ作業を主に行い、ライコネンは90周以上を走りこみ、1分21秒750のタイムで8人中2番手となった。
フェラーリは2014年、フェルナンド・アロンソが表彰台を2回獲得したのみで1勝も挙げることができず、ランキング4位に沈んだ。しかし、今年挽回を目指すフェラーリの努力がマシンの向上に表れているとライコネンは感じている。
「去年苦しんだエリアにたくさんの改善点が見られる」と初の走行を終えたライコネン。
「もちろんまだ初日にすぎないし、今日は路面がほぼずっと濡れた状態だった。でもいい走行をして距離を稼ぐことができた」
「去年の終わりと比べてパッケージ全体がかなりよくなった。すべてのエリアで改善を果たせた」
「これからやるべきことは多いし、改善すべき点はたくさんある。それでもポジティブな形でスタートできたのは間違いない」
「(去年F14Tに初めて乗ったころの感触とは)全く違う。新車に乗ると、いいクルマになるかどうかは(すぐに)分かるものだ」
「今年は去年とは全く状況が違う。コースに出てすぐにいい感触を持てた」