マクラーレン・ホンダは、スペイン・ヘレスで行われているF1合同テスト3日目朝のセッションで、最初の2日間を大きく上回る周回数を記録した。
テスト3日目を迎えたヘレス・サーキットは、あいにくのウエット路面でセッションスタートの9時を迎え、序盤はダンプ状態のなかで各車走行することになった。
そのなかマクラーレン・ホンダは、前日のジェンソン・バトンから作業を引き継いだフェルナンド・アロンソがセッション開始後、間もなくしてコースインすると、ホンダのパワーユニットも快調なサウンドでマシンを後押し。10周ほどの連続周回もこなしたアロンソは、最初の2日間を大幅に上回る32周を記録して、朝のセッションを終えた。
一方、タイムシートの上位は、後半のスリックタイヤで1分24秒357を記録したフェラーリのキミ・ライコネンが再びトップ。続く2番手はニコ・ロズベルグがつけた。メルセデスは、相変わらずロングラン中心のプログラムで、この日も午前だけで断トツの93周を走行。しかしロズベルグのW06は、13時(現地時間)を前にターン10でストップしてしまった。(午後は走行を再開)
3番手はトロロッソのカルロス・サインツJr.。テレメトリーのトラブルで走行開始が遅れたロータスは、ドライコンディションを待って1分26秒台を記録、4番手に浮上している。
以下、レッドブルのダニエル・リカルド、ザウバーのフェリペ・ナスルと続き、マクラーレン・ホンダのアロンソが1分35秒553というタイムで7番手。今テスト初登場となるフェリペ・マッサのウイリアムズが8番手につけている。