『ぼくらが琳派を継いでいく』展が、2月4日から東京・恵比寿のALで開催される。
江戸時代初期、本阿弥光悦や俵屋宗達の作品を源流とし、尾形光琳、尾形乾山をはじめ酒井抱一、鈴木其一らへと受け継がれて発展した琳派。19世紀には『万国博覧会』を通じてヨーロッパの新しい絵画の潮流に影響を与えた。
同展は、「俵屋宗達や尾形光琳が今の時代を生き、海外に渡っていたらどのような表現をしただろうか」というコンセプトにもとづいて開催。琳派美術館と称される細見美術館監修のもと、琳派のエッセンスを受け継ぐ表現を現代的な解釈で試みた作品22点が展示される。作品制作は、織りや染めなど染織技術に着眼し、復元と創作を行っている工房の豊和堂が手掛ける。
また、2月5日には細見美術館館長の細見良行、美術ライターの橋本麻里、豊和堂株式会社代表取締役でアートディレクターの山田晋也によるトークイベントが開催。詳細はALのオフィシャルサイトをチェックしよう。