ヘレスでのF1合同テスト2日目、2015年を戦うロータスE23・メルセデスがパストール・マルドナドによりデビューを果たした。
ファクトリーからマシンが到着するのが遅れ、ロータスはテスト2日目からの参加となった。シェイクダウンラップ、インスタレーションラップ、システムチェックが行われた後、マルドナドが本格的に走行をスタートした。
午後にドライブトレインのトラブルが発生してマシンがストップし、そこでこの日の作業は終了となったが、マルドナドは41周を走行し、1分25秒802で8人中6番手となった。
昨年低迷しランキング8位に終わったロータスだが、パワーユニットをルノーからメルセデスに変更、大きな飛躍を狙っている。初めて新車をドライブしたマルドナドは、非常にいい手応えを感じたと述べた。
「今日はあまり走りこんでいないので、感想を言うのは難しいけれど、とてもポジティブに感じている」とマルドナド。
「信頼性に関しても、全体のパッケージの機能にしても、去年とは全く違うと思う。すごくポジティブな一日だった」
「もう少し走れることを期待していたけれど、小さなトラブルが発生した。でも大きな変更があったのだから問題が起きるのは当たり前だ。エンジンが変わり、マシンが大きく進化した」
「去年とはフィロソフィーが違うマシンなので、ドライビングの面で大きな影響があるだろうし、パフォーマンスにも大きく影響することを期待している」
「今日はまだパフォーマンスには目を向けず、たくさん燃料を積んで走ったし、セットアップも変えていない。それなのにマシンは一貫していて、反応がよく、いい感触を持てた。いい初日だった」