ポール・トーマス・アンダーソン監督の新作映画『LAヴァイス』が、4月18日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、大阪・テアトル梅田ほか全国で公開されることがわかった。
1999年の『マグノリア』で『ベルリン国際映画祭』金熊賞を受賞し、2002年の『パンチドランク・ラブ』で『カンヌ国際映画祭』監督賞、2012年の『ザ・マスター』で『ヴェネチア国際映画祭』監督賞を受賞したポール・トーマス・アンダーソン。
約2年ぶりの新作となる同作は、長編小説『重力の虹』『V.』などで知られる覆面作家トマス・ピンチョンが2009年に発表した長編小説をもとにした作品。1970年代のロサンゼルスを舞台に、ヒッピー探偵のドックが元恋人の依頼を受けたことから巨大な陰謀に巻き込まれていく様子を、70年代ポップカルチャーの描写なども織り交ぜながらコメディータッチで描いた作品だ。
マリファナに耽溺する探偵・ドック役を演じるのは『ザ・マスター』でも主演を務めたホアキン・フェニックス。また、ジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、リース・ウィザースプーン、ベニチオ・デル・トロらがキャストに名を連ねている。音楽は『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ザ・マスター』に続いてジョニー・グリーンウッド(RADIOHEAD)が担当。原作者のピンチョンが自作の映画化を許可したのは同作が初めてだという。なお、『第87回アカデミー賞』脚色賞と衣装デザイン賞にノミネートされている。