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仕事のミスを生む“失敗の脳内回路”消去法

2015年02月03日 00:02  オズモール

オズモール

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「がんばっているのにミスが多くてうまく仕事ができない」「仕事を任せてもらったのに、周囲の期待に応えられない」…こんな風に悩んで落ち込んだことってない? こうした悩みが続くと大きなストレスとなり、仕事そのものが憂うつになって前向きに取り組めなくなってしまいそう。 人材育成やスキルアップのセミナー講師などで活躍する新井淳子さんは、「きちんと仕事をしたいと願うまじめな人ほど、こうしたストレスを抱えることが多い」と話す。 「『きちんと仕事をしなければ』という責任感が強すぎる人は、自分で自分にプレッシャーを与えてしまい委縮して、かえってミスを招きやすくなる場合が多いのです」(同) しかも、そんな風に「うまくできない」と悩めば悩むほど、できなかった自分のイメージが脳に刷り込まれてしまうのだそう。 「ミスをして怒られたときの光景や、期待に応えられずに周囲を落胆させた表情などを繰り返し思い出してしまうと、“仕事をする→ミスをして怒られる、周囲をがっかりさせる”という失敗の脳内回路ができ上がってしまい、ミスを繰り返す悪循環に陥ってしまうのです」(同) そうならないためにも「うまくできない」と悩むのをやめたいけれど、それが簡単にできないから困りもの。もうすでに失敗の脳内回路ができてしまっているかも…という場合、どうすればいいの? 「失敗の脳内回路は、成功の脳内回路で上書きするのがいちばんです。そのためには、上司や先輩に、失敗を克服して成功した経験談を細かく聞いてみてください。そしてできるだけ成功したシーンをイメージしてみましょう。すると、ドラマを見ていると自分が主人公の気分になるのと同様に、先輩の成功談が自分の成功談のようにイメージできるようになります。成功談はいろんな立場や年代の人に聞いてみてください。より多くの成功談を脳内にイメージして、疑似体験を積み重ねると、成功の脳内回路を上書きすることができます」(同) 成功談を疑似体験するときは、できるだけ成功したときの気持ちをイメージするといいのだそう。そしてそれ以後は、「ミスをしないか心配」と考えるのではなく、「どうしたら成功して楽しい気分を味わえるか」を考えて仕事をすると、次第にストレスも軽減されるはず! 新井淳子オフィスフローラン代表。日本プレゼンテーション協会認定講師、社会保険労務士。職場の課題発掘と人材育成、モチベーションアップなどを図るコンサルティングやセミナー開催などを行い、スキルアップのサポート役として多方面で活躍中。 【オズモール】