2日、ロータスの2015年型F1マシン『E23』がヘレステストで公に初めて姿をみせ、さっそくトラックデビューを果たした。
今年からメルセデスのパワーユニットを搭載するロータスは、新車E23の組み立てをできる限り遅らせることを決めた。そのため、マシンがエンストンのファクトリーを後にしたのは、ヘレステスト初日の午後に入ってからで、チームも本格的にテストへ合流するのは火曜日まで待たなければならないと示唆していた。
しかし2日朝、ロータスはパストール・マルドナドのドライブで、およそ1時間をかけてE23最初となるインスタレーションラップを完了。そのままテストプログラムへ移行している。
昨年ランキング8位と低迷したロータスは、長年パートナーを組んでいたルノーと昨年限りで契約を打ち切り、今シーズンからメルセデスとパワーユニット契約を締結。今シーズンは強力なパワーを手に、再び表彰台へ返り咲くことを目指している。
ロータスのCEO、マシュー・カーターは、先週のインタビューで次のように語っていた。
「ウイリアムズにチャレンジし、彼らに並ぶポジションに行けることを期待している」とカーター。
「現実的に考えることが大事なので、過剰に楽観的になるつもりはない。だがコンストラクターズ選手権3位か4位が実際の目標だ」