園子温監督の新作映画『ラブ&ピース』の主題歌が発表された。
主題歌に起用された楽曲は、RCサクセションが1976年に発表した“スローバラード”。起用理由は、園監督が『ラブ&ピース』の脚本を書き上げた1990年頃に、忌野清志郎の所属事務所に主人公の鈴木良一役を演じてもらうためのオファーをしたが、俳優業はやっていないという理由で断られたという過去の経緯からだという。
また今回の発表にあわせて、園子温監修による“スローバラード”のPVが公開。このPVは、『ラブ&ピース』と2月10日から全国公開される太田旬監督の映画『忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー ~The FILM ~#1入門編~』のコラボレーション企画となり、2007年に行われた北海道・札幌市民会館の最終公演で披露された“スローバラード”の映像が使用されている。編集は太田旬が担当。
園監督が「この作品は俺の魂の集大成だ」と語る『ラブ&ピース』は、同監督が初めて特撮を使用して制作した作品。崩壊する東京の街に巨大化した「LOVE」が愛の怪獣として現れるほか、クライマックスでは東京の街に「愛」が降り注ぐといった演出も盛り込まれたエンターテイメント作品になるという。