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新ツーリングカーレースTCRに世界から強い関心。12カ国が会合に集まる

2015年02月02日 14:00  AUTOSPORT web

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世界各国から集まったTCRに関心をもつプロモーターたち
2015年からインターナショナルシリーズ、アジアシリーズの開催が決まっているツーリングカーの新カテゴリー、TCR。世界には多くのツーリングカーカテゴリーがあるが、TCRのプロモーターと世界各国のプロモーターが、ツーリングカーレースの世界的な統一をはかるべく、2日間の会合を行った。

 これはTCRのレギュレーションに関心をもつ世界各国のツーリングカーレースのプロモーターたちが集まったもので、スペインのバルセロナで2日間の会合が行われた。TCRインターナショナルシリーズのプロモーターを務めるWSCのマルチェロ・ロッティ、TCRアジアシリーズをプロモートするデイビッド・ソネンシアが会議の議長を務めた。

 この会合に集まったのは、ベネルクス3カ国、中国、ドミニカ、ドイツ、イタリア、ポルトガル、ロシア、南アフリカ、スペイン、タイ、アメリカ、ベネズエラという国々のツーリングカー選手権のプロモーター、各国のASN代表者。12カ国という多くの国から集まり、TCRへの関心の強さをうかがわせた。

 会合では、まず2016年に『TCRセントラル・アメリカシリーズ』が立ち上げられることが発表された。このシリーズはアメリカ、ベネズエラ、コロンビア、コスタリカ、ドミニカ、グアテマラ、メキシコと、北米~南米を縦断するシリーズとなる。

 今回の会合に参加したメンバーはまた、世界規模でTCRカテゴリーを確立させる意志を満場一致で可決。テクニカルレギュレーションを統一し、また自動車メーカーの各国のディーラーの関心を引くべく、世界的な規模でパーツや車両の売買を進めるマーケットを構築していくとしている。

 その一方で、各々のナショナルシリーズでは、その地域の伝統や参戦ドライバーのニーズによって、自由にレースフォーマットを選ぶことができるという。

「我々はほんの2~3ヶ月前にスタートさせた概念が、これほど熱心にコンセンサスを得ることができて本当に嬉しく思っているよ」とかつてWTCCのプロモーターを務めたロッティは語る。

「バルセロナでは、TCRの将来が明るいものになると確信させてくれた」