Q&Aサイトの発言小町に、就職活動中の女子大生からこんな相談が寄せられていました。ひまわりの種さんは、大学3年生。3月から始まる就職活動で、あることに迷っているそうです。それは、愛用のカラーコンタクトを外すべきかどうかということ。
彼女や彼女の友人は、普段からこげ茶色のカラコンをつけています。ナチュラルな色合いですが、カラコンをしている時の方が自分に自信が持てるし、目力も強くなるので、就職活動のときにも派手でなければつけていいのでは、と思っています。
否定が多数派「一般的には『舐めてる?』のレベル」
しかし、ふと世間的にはカラコンをつけた就活生の印象はどうなのだろうと疑問に思い、ネットで相談してみることにしました。「世間的にはカラコンって、あまりいい印象ではないものなのでしょうか?」
この相談には、回答者から「ダメでしょう」という意見が多数寄せられました。
「業界によるだろうけど。一般的には『舐めてる?』のレベル。大事なのはあなたがどう思うかではない。『相手がどう思うか』である」(クルマニアさん)
「面接でカラコンを付ける人は、入社後どんどん調子に乗って、派手な化粧や店ファッションをするのではないかと、先入観を持たれても仕方がありません」(面接官さん)
多くの人に接している面接担当者にはバレバレだという人も。特に女性は鋭く、ネガティブな評価につながりかねないとか。しかし年輩の男性なら、ほとんどの人は気づかないのではないですかね。
化粧や整形も同じですが、面接で公平に評価すべきは「仕事の能力」。厳密に考えるとカラコンが仕事の能力に関係しない職場の方が、実は多いのではないかと思います。
しかしクルマニアさんが指摘するように、社内には個人の趣味で整形やカラコンが嫌いな人もおり、その人が嫌だと思えば能力と関係なく不採用となることがあるのも事実です。とはいえ、このような判断を「採用権の乱用」「理不尽」「フェアでない」と感じる人もいるのではないでしょうか。
「カラコンごとき」で落とす会社はやめろの意見も
一方で、回答者の中には、「カラコンをつけて面接に行ったが採用された」という経験を持つ方が何人かいました。(以下、商品名を「カラコン」に置き換えています。)
「私も6年前、カラコンを付けて就活しましたよ。おかげで自分の笑顔に自信がつき、氷河期でしたが超大手企業に就職し、現在希望通りの仕事をさせてもらっています。それ以来、人生のここぞという時にはカラコンを必ず付けています」(大丈夫です!さん)
カラコンをつけて面接して受かった会社が、結果的に相談者さんに合う会社なのでは、とアドバイスする回答者もいました。
「カラコンくらいに目くじらを立てて『ふさわしくない!』と落とすような会社だったら、そもそもトピ主には社風が合わない会社。ここでありえない!って言っている先輩・上司のいる会社なんて長期間在籍したくないでしょ?」(オレンジさん)
カラコンをつけることで、自分に自信が持てたり、面接担当者の好感度がアップしたりして「採用の可能性が高まる」と見るのか、それとも「不採用のリスクが高まる」のか。どちらの意見もあり、判断は難しいところです。(ライター:Makiko.N)