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アロンソ「車の判断はできないが今すごくハッピー」/F1ヘレステスト1日目

2015年02月02日 07:30  AUTOSPORT web

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フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
ヘレスでのF1合同テスト初日、マクラーレン・ホンダMP4-30のコースデビューを担当したフェルナンド・アロンソは、あまり走れなかったためにマシンの感触について判断することはまだできないが、チームの雰囲気はよく、このプロジェクトに期待を抱いていると語った。

 マクラーレン・ホンダは、1日の午前中には順調にマシンを始動、1周のインスタレーションランを繰り返し、昼ごろには3周から成る走行を行った。
 しかしその後、テクニカルトラブルを時間内に解決することができなかったため、走行を再開できず、この日のプログラムを切り上げる結果になった。

 結局アロンソは合計6周を走行、タイムは1分40秒738で7人中7位という結果だった。

 アロンソは一日を振り返って次のようにコメントしている。

「現代F1マシンは非常に複雑なので、今日のようなトラブルに見舞われたことにはさほど驚いていない。F1テスト初日に経験しがちな問題だ」
「僕にとっては素晴らしい一日だった。23年ぶりにマクラーレンとホンダが復活するにあたり、このマシンを初めて走らせる役割を与えられたことは名誉なことであり、とても誇りに思う」

「マシンの感触はまだ味わえていない。数周しか走っていないし、そのほとんどがスロー走行で、初期チェックを行うための周回だったからだ。だから今の段階でマシンの感想を正確に語ることはできないけれど、すべてがよく反応し、予想していたとおりのことを示していたと思う」

「これから学ぶべきことは多い。でも去年多くのチームがどれだけ苦労したかを忘れてはならない。僕らも同じ経験をするだろう。1周走るごとに学習していくんだ。そしてオーストラリアでの開幕戦を迎えるころにはマシンへの理解が深まっていると思う」

「今はすべてに興奮している。ガレージ内のすべてのスタッフがポジティブな気持ちを持っているし、このプロジェクトの一員であることがとても嬉しい」

 マクラーレン・ホンダの戦いは思っていたよりも困難になると感じたかと聞かれたアロンソは「ほぼ予想どおりだ」と答えている。

「スロースタートになったのは確かだけれど、それは予想していた。昨年はすべてのチームがなかなか周回を重ねることができなかった。特に最初の数日はかなり苦労していた」

「今のF1マシンのテクノロジーは複雑なので、時間が必要だ」
「走れるようになってきたらマシンに関してたくさんのことを学ばなければならない」
「マシンデザインはとても思い切ったものであり、アグレッシブで革新的だ。だからいろいろな発見がある」

「もっと多くの周回を走りたかったのは確かだ。2カ月間テストを心待ちにしてきたのだから、6周では足りない。でも僕らは皆、ハッピーだしわくわくしている。マクラーレン・ホンダが復活したこの日、ガレージ内の雰囲気は素晴らしかった。今日このマシンを走らせる役目を担うことができて、とても誇りに思うし光栄だった」

「やるべきことはたくさんあるけれど、このプロジェクトを信じているから、ここに座っていることがすごくハッピーなんだ」