トロロッソから今年F1デビューを果たすカルロス・サインツJr.が、2015年型マシンSTR10の発表会を迎え、今の心境を語った。
2月1日から今年初の合同テストが行われるヘレスで、31日、トロロッソはチーム首脳陣とドライバーふたりが立ち合い、STR10を披露した。
2015年、トロロッソはドライバーラインナップを一新、サインツJr.とマックス・フェルスタッペンのルーキーペアを起用した。
元WRCチャンピオンの息子で20歳のサインツJrは、昨年フォーミュラ・ルノー3.5のタイトルをレッドブル・ジュニアドライバーとして初めて獲得した。
タイトル獲得の褒賞として、アブダビテストでレッドブルRB10をドライブするチャンスを与えられた彼は、その数日後にトロロッソと契約したことが正式に発表された。
「ここスペインでF1ドライバーとしての公式なお披露目を行うことができてとても嬉しい」とスペイン出身のサインツJr.は言う。
「明日初めてマシンに乗るのが楽しみだ。冬の間、トレーニングを懸命に行い、チームに溶け込むためにファエンツァ(のファクトリー)で過ごし、何日かシミュレーターにも乗った」
「(開幕戦)メルボルンに備えるための(テストの)時間は12日間しかない。レースウイークエンドの全手順のシミュレーションを行うことが僕にとって最優先課題だ。もちろんできるだけ多くの距離を走りこむことも目指す」
サインツJr.はヘレステスト1日目と3日目、フェルスタッペンが2日目と4日目の走行を担当する。