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LMP1参戦のレベリオン、今季はトヨタエンジンからスイッチ

2015年01月31日 15:40  AUTOSPORT web

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2015年シーズンはトヨタエンジンからスイッチすることが明かされたレベリオンR-One。昨年の第2戦スパで実戦デビューを果たした
WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているレベリオン・レーシングは、昨年から導入したニューマシン『R-One』のエンジンをトヨタから変更すると明らかにした。

 プライベーターとしてLMP1クラスを戦い、昨シーズンは非ハイブリッドのオリジナルマシンR-Oneを新たに導入、トヨタエンジンを搭載してLMP1-Lクラスを戦ったレベリオン。ローラシャシーを使用していた2011年からトヨタの3.4リッターV8エンジンを使用していたレベリオンだが、今季はエンジンをスイッチすることを明らかにした。ただし、新たに搭載するエンジンの詳細は明かさなかった。

「(エンジンを)変更するという決定はなされているが、詳細を明かすことはできない」と語るのはチームを率いるバート・ヘイデン。

「私が言えるのは、市場を眺めた時に、その選択肢の数に驚いたということだけだ。ジャッドのV8やV10、ニール・ブラウンが率いるAERのターボV6やV8だけでなく、HPDやコスワースという選択肢もあるんだ」

 ヘイデンは、2月5日に発表されるWECとル・マンのエントリーリスト発行時にエンジンサプライヤーが明らかになっている必要はないのだと説明している。

 ただ、今年も2台体制でWECにフル参戦する予定のレベリオンだが、エンジンサプライヤーをスイッチすることで、開幕戦を欠場する可能性もあるのだという。

「承認を受けることができれば、レベリオンが2台でフル参戦するというのはいつものことだ。ただし、我々がシルバーストンに参戦できるかを述べるにはまだ早いね」

 一方でヘイデンは、トヨタエンジン自体に大きな不満はなかったことも強調。3.4リッターV8エンジンは2015年までしか使用できないことから、他のエンジンの採用に踏み切ったのだと説明した。なお、R-Oneに新たなエンジンを搭載するためのデザインは、このマシンの製作でタッグを組んだオレカが主導している。

 レベリオンの今季ドライバーラインナップに関しては昨年と変わらないと見られている。昨年レベリオンは、12号車にニック・ハイドフェルド/ニコラス・プロスト/マティアス・ベッシェ、13号車にアンドレ・ベリッチ/ファビオ・ライマー/ドミニク・クライハマーを起用していた。

 ヘイデンは、今季のラインナップに「大きな変化はないと思う」としつつ、ニッサンなどの他陣営とドライバーたちが交渉を行っていたかどうかは「分からない」とコメントしている。