フェラーリのテクニカルディレクター、ジェイムズ・アリソンは、2015年型F1マシンSF15-Tは昨年型よりキミ・ライコネンに合ったマシンになっており、彼が優れたパフォーマンスを発揮することが期待できると語った。
ライコネンは2014年のF14 Tで特にブレーキングとコーナー進入に苦労し、チームメイトのフェルナンド・アロンソほどのリザルトを残せなかった。
しかしフェラーリは昨シーズンを通し、ライコネンが力を発揮するために何が必要かを理解し、2015年のマシンコンセプトにそれを取り入れたということだ。
アリソンは、これによりライコネンは今年は昨年ほど苦労せずに済むだろうと述べた。
「もちろん実際にコースで走ってみるまでははっきりしたことは言えないが、SF-15Tではコーナーにおいてフロントがより強くなり、ブレーキング時にリヤから得られるサポートが増すため、彼(ライコネン)ははるかに楽に走ることができると思う」とアリソンは、2015年型マシンSF15-Tの発表の際にコメントしている。
また、ピレリのリヤタイヤに加えられる変更により「ドライバーはこれまで以上に自信を持ってコーナーを攻めることができる」とアリソンは述べており、それもライコネンの助けになるものと考えられている。