トヨタは30日、2015年のモータースポーツ活動についての発表を行い、北米トヨタが主導しているNASCARの参戦体制も明らかにした。最高峰のスプリントカップ・シリーズでは、フォード陣営から新たにカール・エドワーズが移籍し、2チーム6台体制で参戦する。
トヨタは昨年のスプリントカップで、デニー・ハムリンがチャンピオンを決するプレーオフ戦“チェイス”の最終ラウンドまで進出。王座の権利を残す形で最終戦に臨んだが、30日の発表会で豊田章男社長が「チャンピオン獲得まであと一歩でした」と語った通り、最終的には戴冠ならず。ハムリンのランキング3位が最高位となった。
そんなトヨタは、今年も引き続きスプリントカップにカムリを投入。ジョー・ギブス・レーシングでは、ハムリン/カイル・ブッシュ/マット・ケンゼスの3名が継続起用となった一方で、昨年はフォード・フュージョンを駆り2勝を挙げているエドワーズが新たに加入し4台体制に。マイケル・ウォルトリップ・レーシングではクリント・ボウヤー/ブライアン・ヴィッカーズの2名が継続となり、合計で6台のカムリが投入される。
またトヨタは、スプリントカップとともに三大カップ戦と称されるエクスフィニティ・シリーズとキャンピング・ワールド・トラック・シリーズにも引き続き参戦。昨年までのネイションワイド・シリーズから改称されたエクスフィニティ・シリーズにはカムリ、トラックシリーズにはタンドラを投入する。