トヨタ自動車は1月30日、お台場のMEGA WEBで2015年のモータースポーツ活動発表会を行い、2017年からWRC世界ラリー選手権に復帰することを発表したが、マシンとエンジンの製作を担当するトヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)がリリースを発表。その中でTMGを率いる木下美明代表がコメントを寄せている。
18年ぶりとなるトヨタのWRC参戦へ向け、トヨタ・ヤリスWRCの開発を行っているTMG。今後2年間はマシンの開発をさらに進め、2017年のフル参戦へ向けた準備を整えていくこととなる。計画が公式に発表されたことを受け、開発に携わるスタッフも拡充されるとのことだ。
既報のとおりヤリスWRCのテスト走行はすでに行われており、ステファン・サラザンとセバスチャン・リンドホルム、エリック・カミリの3人が開発ドライバーとして携わっていく。カミリは、トヨタのラリー活動における若手ドライバー育成計画の最初のひとりにも選ばれている。
木下代表は「WEC世界耐久選手権への参戦を任されながら、新たにWRC参戦も任されたことを誇りに思います」とコメント。
「ふたつのカテゴリーで同時にワークス活動を行うのはチャレンジングなことですが、私たちは成功するためのノウハウと強い意志を持っています。WRC復帰へ向けて、やるべきことはたくさんありますが、トヨタ自動車と豊田章男社長からすでに激励を受けています」
「開発プランの拡充と若手ドライバー育成という新たな段階に進むことを楽しみにしています。大きな期待とともに、この新しいチャレンジを楽しみにしています」