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【F1新車】アロンソ「苦労は覚悟の上」。粘り強く頂点狙う

2015年01月30日 00:00  AUTOSPORT web

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フェラーリから移籍したフェルナンド・アロンソ
フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダと共に頂点を目指すという新たなチャレンジにこれ以上ないほど高いモチベーションを感じていると語った。一方で、困難な道のりが待ち構えていることも覚悟していると認めている。

 29日、マクラーレン・ホンダは2015年を戦うF1マシンMP4-30を初披露した。

 5年間過ごしたフェラーリを去り、マクラーレンに復帰したアロンソは、マクラーレンとホンダのパートナーシップはチームにとっても自分にとっても新たな時代の幕開けであるとして大きな期待を示した。ただ、頂点に立つという悲願を達成するには時間がかかるとも考えている。

「新シーズンに向けてモチベーションがこれ以上ないほど高まっている」とアロンソ。

「体を最高の状態に持っていくため、この冬休みの間にトレーニングを重ねてきた。マクラーレン・ホンダの新たな時代に向けて準備を整えるため懸命に努力している。かつてないほどいい感触を持っており、新シーズンに向けて例年以上に準備を整えられた」

「これからさまざまなことを素早く学習していかなければならないのは確かだが、この新たなパートナーシップのスタートを迎え、マクラーレン・ホンダの全員が気持ちをリフレッシュし、全力を注いでいる。この歴史あるパートナーシップの一員であることをとても誇りに思う」

「僕の目標はマクラーレン・ホンダの歴史に新たなチャプターを書き加える手助けをすることだ。マクラーレン・ホンダがふさわしい位置、つまりグリッドの一番前の位置に戻るには努力とチームワークが必要であることを理解している。僕らチームのエネルギーはこの目標に注がれている」

「最初の目標はプレシーズンテストでマシンから最大限のことを学び、パッケージを理解し、できる限りパフォーマンスを引き出すことだ。簡単にはいかないだろうし、トラブルも起こるだろう。でもそれは覚悟している。なぜか? 開発を進めていくことが最も重要だからだ。歴史的にマクラーレンはマシンのアップデートを素早く導入し、強力なパッケージを作り上げていく能力があることを示している」

「ヘレスでマクラーレン・ホンダMP4-30を初めてドライブする役目を与えてもらい、とても光栄だ。僕のキャリアにおいてエキサイティングな新しいチャプターになると感じているし、それをスタートするのが待ちきれない思いだ。F1カーに初めて乗る機会を与えられた時と同じくらいモチベーションが高まっている」

「大事なことを最後に言いたい。ジェンソン(・バトン)と組むのがとても楽しみだ。彼は素晴らしいチームメイトであり、経験を積んだライバルだ。学習し、前進し、最大限の結果を出すため、協力し合ってチームの進歩のために貢献していく。新しい時代を迎える準備はできている」