2015年を戦うマクラーレン・ホンダMP4-30の発表に際し、ホンダF1プロジェクトの総責任者、新井康久氏は、マクラーレンと共に何ひとつ妥協するところのないマシンを作ることに全力を注いだと述べた。
2年連続ランキング5位に沈んだマクラーレンは、「今のF1ではワークスパートナーと組まなければ成功を収めることができない」と断言し、ホンダとのパートナーシップを強化しつつ、共に頂点への険しい道を歩むと述べている。
ホンダの新井氏も、今後さまざまな困難に立ち向かう決意を固めていると語っているが、全力を注いできたMP4-30がコース上でどのようなパフォーマンスを見せるのか、早く確認したいと期待を示した。
「私にとってもホンダにとっても非常にエキサイティングな日を迎えました」と新井氏。
「新しいF1マシンの発表と新たなパートナーシップのスタートに立ち会えるという、まれな一日です」
「MP4-30を見れば伝わるかもしれませんが、我々はマクラーレンと一体となり、パワーにおいても空力においても何ひとつ妥協することなく新車を作るために全力を傾けてきました」
「興奮のさなかにいても、私もエンジニアたちも、さくらとミルトン・キーンズでヘレス(テスト)とそれ以降に向けて準備を整えるため、100パーセント集中しています。技術はあると確信しており、どのようなパフォーマンスが発揮されるのか、確認するのが楽しみです」
「これから長いシーズンが始まります。さまざまなチャレンジに立ち向かうことになるでしょう。しかしホンダはすべてのチャレンジに真っ正面から立ち向かう決意を固めています。我々はF1のテクノロジーを押し進め、ファンにスリルを提供するためにここにいるのです」