インディカー・シリーズなどで活躍するライアン・ブリスコが、コルベット・レーシングから今年のル・マン24時間耐久レースに参戦する予定であることが分かった。
ブリスコは昨年、チップ・ガナッシ・レーシングからからインディカーに参戦する傍ら、コルベット・レーシングに加入。ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)のデイトナ24時間やセブリング12時間、プチ・ル・マンに参戦した。また、今季のUSCC開幕戦デイトナ24時間では、ヤン・マグヌッセン/アントニオ・ガルシアとともにGTLMクラスの3号車コルベットC7.Rをドライブし、クラス優勝を飾っている。
一方インディでは、現在のところガナッシの今季ドライバーにはラインナップされていないブリスコ。5月のインディ500参戦を模索しているとみられるブリスコだが、翌月のル・マンではコルベットをドライブすることになりそうだ。ブリスコは、13年にル・マンのLMP2クラスに参戦した経験をもつ。
ル・マンのエントリーリストは2月5日に発表されるため、コルベット・レーシングの参戦が確定しているわけではないが、チーム首脳陣は、ル・マンでのブリスコ起用を明かしている。一方のブリスコは、ル・マンについては「戻りたいと思っていたんだ」と語るにとどまった。
ル・マンでコルベットは、今年もLM-GTEプロクラスに2台のC7.Rを投入する予定。ドライバーラインナップはブリスコ/マグヌッセン/ガルシア組と、ジョーダン・テイラー/オリバー・ギャビン/トミー・ミルナー組という組み合わせになるのではないかとみられている。