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たった5分で元気に!疲れスッキリ入浴法

2015年01月29日 00:02  オズモール

オズモール

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体にいいお風呂の入り方といえば“ぬるめのお湯で半身浴”。実践している女子も多いのでは? そんな常識を覆す、“熱めのお湯に全身つかる”入浴法が注目されているのだとか。疲れがスッキリとれて元気になれるというその方法を、慶應義塾大学薬学部教授の水島徹先生に教えてもらおう! 「私たちの体内には、自己回復力を高めて健康な体へと導いてくれる“ヒート・ショック・プロテイン(Heat Shock Protein=以下、HSP)というタンパク質があります。年齢とともに減ってしまうものですが、熱刺激によって、新たに生まれることが分かっています。HSPを効果的に増やすのに最適なのは、全身にまんべんなく熱刺激を与えることができる“HSP入浴法”です」(同) ぬるめのお湯は確かにリラックスできるけれど、それだけでは体を甘やかすことになってしまうそう。ときには熱めのお湯につかり、体にストレスを与えることで、体はそれに対抗しようとして強くなるのだとか! 疲れに負けない体をつくるHSP入浴法はこちら。 (1)ぬるめのシャワーをあびるか、ぬるめのお湯で普段通り入浴する。 (2)最後に42度のお風呂に5分間、全身つかる。 この温度差による刺激でHSPは急増するけれど、温度差は体に負担をかけることにもなるので注意点も。 ◎入浴前に(必要に応じて入浴中や入浴後も)水分補給を忘れずに。 ◎42度より高い温度では行わないこと。 ◎心臓が弱い人、持病がある人、高齢者は、医師に相談して指示に従おう。 「42度が熱すぎると感じたら無理をしないで、心地よいと感じる温度で行ってください。いつも入浴している温度プラス1度から慣らしていくといいでしょう。湯船の中では体をひねったり、足を動かしたりして、運動するとより効果的です」(同) 5分以上つかっても効果はあまり変わらないそうなので、無理して長時間入ったり、くり返したりする必要はない。「増えたHSPは24~48時間で元に戻ります。常にHSPが多い状態を維持したければ、1~2日おきにこの入浴法を続けるといいと思います」(同) 毎日は面倒…という女子は、お疲れモードのとき、大切なイベントの前、運動をした後など、疲れをとって元気をチャージしたい“ここぞ!”というときに試してみて。 水島徹慶應義塾大学薬学部分析科学講座主任教授。1990年東京大学薬学部卒業。1992年東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。スポーツクラブNAS株式会社技術アドバイザー。ヤーマン株式会社技術アドバイザー。厚生労働省科学研究費補助金創薬基盤推進研究事業主任研究員。著書に『42℃温めで素肌美人』(幻冬舎)などがある。【オズモール】