フォース・インディアが、2月1日から始まるF1ヘレステストに参加しない方針を明らかにした。
今月21日にいち早く今季のマシンカラーリングを発表したフォース・インディアだが、彼らは当初からプレシーズン最初のヘレスに2015年仕様のVJM08を持ち込まず、昨年のマシンで参加することを明らかにしていた。
チームは、今年1月からトヨタの風洞を使い始める関係で新車のテストデビューを遅らせるとその理由を語っていたが、ヘレステストを直前に控えた28日、4日間のテスト自体をキャンセルすることを明らかにした。
「我々は、ヘレスで古い(2014年の)マシンを走らせないことに決めた」と、チームはTwitterでコメント。
「学習の機会は限られていたと思うので、今はバルセロナに焦点を合わせている」
ヘレス不参加の決定がこれほど遅れた理由は定かではないが、チームのテクニカルディレクターを務めるアンドリュー・グリーンが、テストサーキットとしてのヘレスに魅力を感じていないことは広く知られている。
グリーンは先週、ヘレスで学べることは少ないと認めており、状況的にも2014年仕様のパワーユニットを使用することになるほか、今季のピレリタイヤが昨年のアブダビテストに持ち込まれた2015年仕様ものから変更が少ないことも、彼らが不参加を決める要因になった可能性がある。
これでフォース・インディアは、残る8日間の実走テストで開幕までの準備を進めることになる。