「時空を超えるサウンドを奏でるピアノが誕生!」
そんなフレーズと共にお披露目になったグランドピアノ「Boganyi」のルックスが斬新で美しいと、各国のニュースサイトで話題になっている。
「Boganyi」はハンガリー人ピアニストのGergely Boganyi氏が、10年の歳月を掛けて作り上げた会心の作。
従来のグランドピアノのスタイルの常識を覆すルックスは、まるで宇宙船か“バットマン”のよう。
未来的な曲線を描くボディは、まるで“これが21世紀のピアノだ”と言わんばかりの静かな迫力に満ちている。
しかしこのピアノの魅力は見た目だけではないと、制作者のBoganyi氏は語る。
これは“人間のような”ピアノなのだと。
まずその証拠に「Boganyi」は2本脚だ。この2本の脚で立つことでコンサートホール内での響きが変わり、観客席に音が届きやすくなったという。
そして19世紀初期の楽器のような音色を奏でるという点も、オーガニックで“より”人間的なのかもしれない。
これは温度や湿度の影響を受けにくいカーボンコンポジット(炭素繊維強化炭素複合材料)を使用することで、通常のコンサート用グランドピアノよりも有機的で力強い音を鳴らすことが可能になったからだそう。
「Boganyi」はすでにハンガリーの有名ピアニスト、コチシュ・ゾルターン氏やシフ・アンドラーシュ氏からも賞賛されていることから、今後はコンサート会場で目にする機会も増えてくるかもしれない。
「Boganyi」のその美しい姿や、詳しい情報はオフィシャルサイトにて(英語のみ)。
Boganyi
http://www.boganyi-piano.com/
・デザイン(まとめ)