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レッドブル「新車はまだ製造中」。テストには間に合うと断言

2015年01月28日 08:00  AUTOSPORT web

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2014年レッドブルRB10初披露(ダニエル・リカルド)
レッドブルは2015年のF1マシンのデザインに最大限の時間をかけるという選択をし、その結果過去最短の時間で新車を製造しようとしている。テスト開始数日前の時点で、まだマシンの準備はできていないと、チームプリンシパルのクリスチャン・ホーナーは認めた。

 今年最初のプレシーズンテストはスペイン ヘレスで2月1日にスタートする。しかしレッドブルの新車の製造はまだ始まったばかりだと、ホーナーは27日に語った。

 昨年メルセデスに太刀打ちできずに終わったレッドブルは、今年のチャレンジのため、デザインチームに最大限の時間を与えたという。

 レッドブルのメディアイベントでホーナーは、ヘレステストで走れないという懸念はないが、現在マシンを仕上げスペインに送り出すために全力で作業に当たっていると述べた。


 新車を走らせる準備はできているかと聞かれたホーナーは「まだだ。今、全力で製造にあたっている」と答えた。
「過去10シーズンと比べて、製造・組み立て期間としては最短になるだろう。ファクトリーは素晴らしい仕事をしてくれている。だが日曜までにやるべきことは山ほどある」

 ホーナーは、新車の風洞上のデータは期待できるものであり、苦労した2014年のプレシーズンに比べれば順調であると語っている。

「去年の最初のテストのことを考えると、今年はあれ以上にひどい状態にはなりようがない」とホーナーは言う。
「4日間で4周くらいしか走れず、マシンはコース上で止まったり、出火したりした」
「去年に比べるとはるかにポジティブな冬を過ごしている。ベンチマークについても、何を達成する必要があるのかという点についても承知している」

「チームは進化し成長し続けている。我々チームは今年、これまでで最も素晴らしい冬を過ごしていると思う」
「すべてがひとつにまとまり、マシンは過去最短の時間で製造され、デザインはすべての締め切り前に目標を達成している」