恋愛や結婚の条件として「年収1000万円以上」とサラッと言ってのける女性に対し、オトコは金づるなのかと苦々しく思う男性も多いことだろう。しかし女性は、どうやらお金さえあれば付き合ってくれるわけでもないようだ。
2015年1月25日のはてな匿名ダイアリーには、ある男性の失恋話がアップされている。この男性は「可愛い彼女」を作るために、かなり仕事を頑張って年収を1000万円にまで到達させることに成功したという。
「そうだよ。できないよ(迫真)」と読者も同情
それが奏功したのか、意中の女性と「一ヶ月半毎日、一緒に飲んでた」という状況にまで発展させることができた。しかし…。
「深夜2時に、女の子の家でソファーベッドで肩並べて、映画を見てるときに告白したら振られたぞ!」
この男性は、年収1000万円を超えれば彼女ができると完全に思い込んでいたようで、
「(1000万円超えても彼女)できやしねー」
「あ、金づるか! 年収1000万超えたら、金づるとしてみてくれる女の子ができるってことか」
と、なかなかショックを受けている様子だ。このエントリーを読んだネットユーザーからは同情の声が多く寄せられており、「全力で泣いた」「そうだよ。できないよ(迫真)」「生きるモチベーションを失った」といったコメントもある。
なぜ女性は、告白を受け入れてくれなかったのだろうか? これを読んだ人からは「一ヶ月半毎日飲んでた」という状況に違和感を抱いた人も多いようだ。
「一ヶ月半毎日飲んでるって告白遅すぎでは」
「そんな毎日飲むの彼氏でもしんどいや。誘うほうも誘うほうだし」
「押したり引いたりですよ、やっぱり。毎日なんて…」
「気持ちの鮮度は簡単に失せて友達スイッチが入るので、タイミング重要」
恋愛経験の少なさを露呈した男性に、「わざわざ告白イベントしてしまうとはピュアだな」「一人にフられた程度で悲観的になるあたりが初々しい」と指摘する声もある。
ある程度の年収は必要だが、あれば必ずできるとは…
高年収男性による嘆きは、意外とネット上で見られる。会社役員で不動産収入もあり「年収6000万なのに彼女できない助けて!」といった書き込みのほか、メーカー勤務31歳が「年収1000万なのに結婚できません」と発言小町に相談するなど、男性の悩みはつきない。
女性誌「Oggi(オッジ)」2014年12月号によると、20代後半から30代の女性が恋人に望む年収は607万円、結婚相手なら802万円だったとか。前述の彼の1000万円はこれらを軽く超えているが、実際は「年収だけでは相手は決まらない」ということだろう。
高年収なら「寄ってくる子が増える」が「撃てば百発百中というものではない」と指摘する人も。彼女を作るためには少なくともある程度の年収が必要だが、ある程度の年収があれば必ず彼女ができるわけではない。
イイ女であればあるほど、男性に求める条件は厳しくなる。「年収に見合った内面を身につけた者に限る、を追記しようw」と、内面がダメだったのではという声も。今回の匿名ダイアリーの書込みにも、こんな意見が寄せられている。
「長野で24億も年金を横領した事務長は、最終的に誰一人の好意も買えず、最後は女に裏切られて逮捕された。大金持ちになったとしても本人は変わらない」
その一方で「(本当に)金づるだと思ってたら、YesもNoもいわずに引き伸ばす」と、この女性が「金になびかないしっかりした女性」であると評価する人もいた。
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