トップへ

F1コスト削減に向け前進。作業部会が最善策を調査中

2015年01月26日 16:50  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2014年ドイツGP セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、エイドリアン・スーティル(ザウバー)、パストール・マルドナド(ロータス)
フォース・インディアら小規模チームは、2015年シーズンが始まる前にコスト削減策の方向性が見えてくるはずだと期待している。FIAはF1におけるコスト削減のための作業部会を立ち上げ、調査を依頼した。

 昨年マルシャとケータハムが破綻、同じく財政難に苦しんでいるフォース・インディア、ザウバー、ロータスはF1参戦のためのコストを抑えるためのレギュレーションを導入するよう強く求めてきた。
 大規模チームや商業部門のボスらはこの問題に対して消極的だが、FIAはF1チームの長期的参戦を確保するための最善策を見つけるべく作業部会を立ち上げた。

 FIA最高総務責任者のダミアン・クレルモンが責任者を務めるこの作業部会は、コストの削減をどういった部分で成し遂げられるかについて結論を出すために取り組んでいる。


 フォース・インディアのチーフオペレーティングオフィサー、オットマー・サフナウアーは、コスト削減に向け事態の進展が期待できると述べている。

「今、盛んに話し合いが行われている。FIAはF1においてコストダウンを成し遂げるにはどういうレギュレーション変更を行えばいいか、探るための調査機関を立ち上げた」とサフナウアー。

「彼らはコスト推進要因について理解しようとしている。たとえば変更を行うとコストは上昇する。そのため、規則変更を行うのであれば、コストを引き下げられる部分を変更しなければならない」
「そのひとつは風洞の時間を減らすことだ。ただFIAがどういうレギュレーション変更が可能か、その結果コストの節約につながるかどうかを特定しようとしている」

 今後数週間のうちに作業部会が調査結果を発表し、詳細が明らかになってくるだろうとサフナウアーは言う。

「まだ独立コンサルタント機関は調査を終えていないが、結論はシーズン開幕前に明らかになるはずだ」