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「ヘビメタのような大音量のF1に」とフェラーリ。大変革求める

2015年01月26日 08:00  AUTOSPORT web

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2014年ベルギーGPスタート
フェラーリ代表マウリツィオ・アリバベーネは、F1がファンを失わないためには、2017年に向けて計画されている規則変更によって大規模な変革を行わなければならないと語った。

 先週F1の技術関係のトップが会合を行い、2017年に1000馬力のF1エンジンを導入するための最善の方法について話し合いを行っており、来月初めにはチームボスたちが集まり、この件について協議する予定となっている。

 元F1チャンピオンで現在メルセデスのノンエグゼクティブチェアマンを務めるニキ・ラウダが、ファンの減少を食い止めるためF1のパワーを向上する必要があるとして、現在検討されている1000bhp化に強く賛同する意向を示した。

 アリバベーネはフェラーリ公式サイトにおいて、ラウダの意見に同調するとのコメントを発表した。

「友人のニキの発言を読んだ。彼は一流の人物だ」とアリバベーネ。
「F1はもっととてつもないものでなければならないというニキの意見に同感だ。彼はF1はファンを失う危険があると言ったが、残念ながらその状況はすでに起きていると私は思う」

 アリバベーネは、F1が人気を取り戻すためには大規模な改革が必要であると主張した。

「2017年までに、ファンを引き付けるようなマシンにしたい。美的魅力があり、ヘビメタバンドが出すような、毛が逆立つようなノイズを発生するマシンだ」
「ニキが現役だった時代はそうだった。私は熱狂的なファンで、自由席チケットを握りしめて見に行った」

「今は単純な進化では十分ではないと思う。大規模で徹底的な変更、本物の進化が必要だ」
「そのためにはパワーやスピードを高めなければならない。必ずしも燃料量を増やす必要はないが、世間があまり関心を持たないパーツにコスト削減を適用する」