2015年WRC世界ラリー選手権の開幕戦モンテカルロは24日、SS9~12のデイ3が行われ、シトロエンのマッズ・オストベルグは総合4番手、セバスチャン・ローブは総合9番手、クリス・ミークは総合10番手を獲得した。
■シトロエン・トタル・アブダビWRT(シトロエンDS3 WRC)
セバスチャン・ローブ/総合9番手
今朝は昨日までと同じモチベーションを維持できなかった。だから戦略を変更したよ。路面にあったタイヤを選択して淡々と走るよりも、スリックタイヤで目一杯楽しむことにしたんだ。アグレッシブかつ速く走るように心掛けたよ。
ラリーを楽しみたい、というのもモンテカルロにスポット参戦した理由だから、今日は満喫できたよ。
マッズ・オストベルグ/総合4番手
最後のステージでちょっとしたトラブルがあったんだ。マシンを停めてエンジンをかけ直したら、ゴールすることができたけどね。明日の朝のサービスでなにが原因だったのか調べるよ。
僕たちは総合順位で、いいポジションにいるけど、ラリーはまだ終わってないから気を抜かずに行かないといけないね。
クリス・ミーク/総合10番手
今日はタイヤ選択がすべてだった。SS11ではハードタイヤ、SS12ではスパイクタイヤがベストだったけど、その選択は不可能だから、妥協点をみつけなきゃいけなかったね。
最後のステージではいいタイヤチョイスをできたから、トップタイムを記録できた。昨日はデイリタイアしてしまったから、今日は報われた気分だよ
フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェは総合首位、ヤリ-マティ・ラトバラは総合2番手、アンドレアス・ミケルセンは総合3番手を獲得した。
■フォルクスワーゲン・モータースポーツ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
セバスチャン・オジェ/総合首位
今日のステージはドライブしがいのあるステージばかりだったよ。路面コンディションが複雑だったからタイヤ選択は難しかった。スリックタイヤとスタッドレスタイヤ、スパイクタイヤを組み合わせて走る必要があったから、ステージを楽しむことはできなかった。安全に行くことを第一にタイヤ選択をしたんだけど、これは正しい戦略だったと思う。
明日も今日のようなステージが続くから、同じ戦略で行くよ。まだラリーは続くけど、去年の優勝を再現できるよう戦っていくつもりだ。
ヤリ-マティ・ラトバラ/総合2番手
今日もいいラリーができたと思う。路面コンディションは難しいもので、乾いた路面と凍結した路面が混在していたからタイヤ選択は大変だった。それでも後続に対してマージンがあったから、慎重に走っても問題なかったし、ステージを楽しむこともできたよ。
今日はオジェとのギャップを1分も詰めることができたけど、明日オジェを捕まえるために、リスクを冒すつもりはない。ラリーを無事に走り切って、選手権のためにポイントを確保するのが僕たちの目標だからね。
アンドレアス・ミケルセン/総合3番手
午前中にスーパーソフトを選択したのは、速く走るにはベストな選択ではなかったけど、最も安全な選択だったと思う。僕の個人的な目標は、このラリーを完走することなんだ。トップ5でフィニッシュできれば、僕は大満足なんだよ。
明日も今の順位を守りたいと思うけど、無理をする気はない。明日も難しいステージが3つ残っているから、コースを攻略することに集中しなきゃいけないからね。