2015年WRC世界ラリー選手権の開幕戦モンテカルロは23日、SS3~8のデイ2が行われ、Mスポーツのオット・タナクは総合4番手、エルフィン・エバンスは総合6番手を獲得した。
■Mスポーツ(フォード・フィエスタRS WRC)
オット・タナク/総合4番手
今日はトリッキーな一日だった。午前中の路面は、どこも凍っているような感じだったし霧も出ていた。午後になってもコンディションが回復しなくて驚いたよ。SS7とSS8は少し回復したけど、モンテカルロらしい一日だったと言えるんじゃないかな。
今日の結果には満足していいと思っているんだ。どのSSでもトップにはならなかったけど、いいリズムを保って自分たちのラリーに集中することができたからね。モンテカルロでは特に重要なことだよ。今日の午後みたいに、なにが起きてもおかしくないから、落ち着いて残り2日間を戦っていくよ。
エルフィン・エバンス/総合6番手
午前中のSS3とSS4は内容も良かったし、ペースにも満足している。でも午後に関しては、正直少しフラストレーションが溜まったよ。SS6では、いいタイヤ選択をできたのに、くだらないミスをしてしまった。SS7とSS8は路面コンディションにマッチするタイヤを持ち込めなかったんだ。まだ先は長いし、なにが起きても不思議じゃないけど、できる限りベストを尽くしていくよ。
ヒュンダイのティエリー・ヌービルは総合7番手、ダニ・ソルドは総合8位でデイ2を終えている。
■ヒュンダイ・モータースポーツ(ヒュンダイi20 WRC)
ティエリー・ヌービル/総合7番手
昨日に引き続いて、今日も難しい一日だったけど、進歩があったと思っている。どんどん変化する路面コンディションを正確に予測しながら戦うのが一番大変だったよ。僕たちの作ったペースノートとまったく違うステージもあったしね。
タイヤ選択も難しかったけど、うまい選択ができたと思う。このままリスクを回避したアプローチを続けていけば、ラリーを走りきるという目標を達成できると思うよ。ライバルと比べて、僕は今日のようなステージの経験が少ないから、学習に専念した。明日も経験のないステージだから、いろいろ学べそうだよ。
ダニ・ソルド/総合8番手
特に大きなドラマもなく、今日を終えることができて嬉しく思っているよ。午前中は霧や氷、泥が入り交じる難しいコンディショで、リズムに乗るのが大変だった。視界もよくなかったしね。
午後は慎重にタイヤを選択したから、問題はなかった。タイムも悪くなかったからで、励みになったよ。去年と違って2日目も無事に終えることができた。明日も走りきれるよう努力していくよ。まだ先は長いからね。