フェルナンド・アロンソが、来月1日に開幕する今季最初の合同テストで、マクラーレン・ホンダMP4-30をシェイクダウンすることが分かった。
今年からホンダのパワーユニットを搭載するマクラーレンは、昨年末にフェラーリから電撃移籍を果たしたアロンソが、2月1日に初日を迎えるヘレステストでマクラーレン・ホンダの新車『MP4-30』のシェイクダウンをを担当すると、チームのソーシャル・メディアで明らかにした。
アロンソは、初日と3日目をドライブし、チームメイトのジェンソン・バトンは2日目と最終日4日目にステアリングを握る。
チームは、昨年11月のアブダビテストでホンダのパワーユニットを搭載した開発用のマシン『MP4-29H 1X1』を初めてテストデビューさせたが、マシンは2日間ともトラブルが相次ぎ、周回数は合計でもわずか5周。期待のホンダパワーは、そのパフォーマンスをフルに発揮することができなかった。
2015年最初のプレシーズンテストは、前回ホンダの走行を妨げる要因となった電気系をはじめとするさまざまな問題から、彼らがどこまで改善、マシンとしてのパッケージを高めることができたのかを確認する意味でも、非常に重要な4日間となる。
ホンダは今月、東京オートサロン2015の出展ブースでF1プロジェクトの総責任者を務める新井康久氏のショートインタビューを映像で公開。新井氏はそのなかで、「全部対策はできた」と述べ「まずは3月15日(開幕戦オーストラリアGP決勝日)、前の方のグリッドに並んで、すごいじゃないかと言われる」と自信をみせている。
ただその一方で、昨年末に行ったベンチテストにおいて、彼らのエンジンはレース距離を走破できずにブローしたとの情報も伝わってきている。
チームは、ヘレステスト3日前の今月29日(木)に新車MP4-30をオンラインで発表。新生マクラーレン・ホンダのマシンカラーリングにも注目が集まる。