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Mスポーツ、フィエスタの大幅アップデートを計画

2015年01月22日 20:00  AUTOSPORT web

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Mスポーツは、2015年のシーズン中盤に、マシンに大幅なアップデートを計画している
Mスポーツの代表マルコム・ウイルソンは、WRC世界ラリー選手権に参戦するフォード・フィエスタRS WRCに“最大級”のアップデートをシーズン中に加える計画があると語った。

 ウイルソンは、マシンのすべてのエリアに手を加えると語り、2年以上勝利から遠のいている現状から脱却すると約束した。アップデートは、5月に開催されるラリー・ポルトガルで行われる予定だ。

「シャシーは新車同然になるはずだ。全体的なクルマの考え方を新しくする」とウイルソン。

「2011年にフィエスタRS WRCを発表してから数々の改良を加えてきたが、今回の改良は最も大きなものになるだろう」

 新型エンジンもイギリスのカンブリアにあるMスポーツで準備が進められており、二度のWRCチャンピオンを獲得したチームが、初めて内製のエンジン開発に取り組んでいる。


 2015年型フィエスタはすでに走行を開始しており、ウイルソンは遅れがあると認めたものの、ポルトガルには準備が整うと確信していると付け加えた。

「エンジンはダイナモ上で快調に動いているよ。ただ搭載に向けた作業に少し手間取っているんだ。マシンはグレイストークで走行を重ねているから、特に心配はしていないよ」

 ウイルソンは序盤戦、アップグレードが加えられたフォルクスワーゲンやシトロエンのマシンに対して、Mスポーツのドライバーたちが苦戦を強いられることを認め、「我々はたぶん遅れを取るだろうね。新しいマシンとエンジンを投入するポルトガルまでは、厳しい戦いを強いられると思う」とコメントしている。