2016年のF1デビューを目指しているハースF1チームは、破綻したマルシャのファクトリーを取得してヨーロッパの拠点にする意向ではあるものの、マルシャチーム自体を買収するつもりはないことが分かった。
ハースF1チームのボス、ジーン・ハースは、アメリカをベースにF1活動を行うものの、ロジスティクスの問題を考慮してヨーロッパにも拠点を用意する必要があると以前から述べていた。ハースはイギリス バンベリーに位置するマルシャのファクトリーを購入する契約を結んだと伝えられている。
ハースはファクトリーに残ったマルシャの資財が売却された後に、準備を始めたいと考えている。
マルシャの資財は今週競売にかけられる予定だったが、新オーナー候補との話し合いが進行しているとのことで競売は中止になった。ファクトリーを購入したことで、ハースがマルシャチームを買収して彼らのマシンで今年からF1に参戦するのではないかとの推測も持ち上がっている。しかし英AUTOSPORTの情報では、ハースにはマルシャのエントリーを買い取る意向はないという。
F1商業面のボス、バーニー・エクレストンも、マルシャの現在の交渉にハースが関わっているのかと問われ「ノー」と答えたと、Sky Sportsが伝えている。