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【フォース・インディア2015年型VJM08】表彰台常連への期待かけた新車の開発哲学をテクニカルディレクターが語る

2015年01月22日 07:40  AUTOSPORT web

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フォース・インディアVJM08、新ノーズ&カラーリングが披露
フォース・インディアのテクニカルディレクター、アンドリュー・グリーンが、2015年型マシンVJM08に施した主な変更と開発フィロソフィーについて語った。

 フォース・インディアは21日、メキシコにてVJM08の新カラーリングと2015年仕様のノーズデザインを初披露した。新車のコースデビューは第1回プレシーズンテストが行われるヘレスではなく、2回目のバルセロナテストに延期されている。

 新車の完全発表に先立ち、テクニカルディレクターのグリーンが、VJM08の開発コンセプトなどについて語った。

「外から見た最大の変化はフロント部だ」とグリーン。
「2015年の新テクニカルレギュレーションに対応するための変化だ。シャシーとノーズの位置を低くしたので、フロント部が昨年までとはかなり違って見える。新レギュレーションによりダウンフォースが大幅に失われ、それを取り戻すためにデザイン変更を迫られ、冬の間に多くの作業が必要になった」

「フロント部の変化ほどは目立たないものの、サイドポッドも変更し、新しいクーリングインテイクを採用している」

「目で見て分かる変化だけでなく、内部にも変化がある。新しいリヤサスペンションレイアウトとして、トーションスプリングに代えてハイドロ・メカニカルシステムを採用した。これに伴い、ガレージ内でのセットアップ変更にかかる時間をかなり短縮できる」


 今年のマシンについては、新パワーユニットが導入された2014年とは異なるアプローチで開発を進めてきたとグリーンは言う。

「2014年とは全く異なるチャレンジに直面した。昨年は新テクニカルレギュレーションに対応し、全く新しいパワーユニットを採用するために、マシンを開幕戦に間に合わせるために膨大な作業が必要になった。今年は2014年のパッケージをリファインし、進化させることに集中している。2014年のVJM07の長所をさらに向上させ、短所は改善することを目指す。それがVJM08を作る際の目標だった」

 チームプリンシパル&マネジングディレクター、ビジャイ・マルヤは、今年のチームの目標は何度も表彰台を獲得することだと語った。昨年はセルジオ・ペレスがバーレーンで3位表彰台を獲得している。