就職面接は、誰にとっても緊張するもの。それが原因で、普段では考えられない異常な行動を取ってしまうこともあるようです。
ビジネスインサイダー英国版は1月15日、「面接で人々が行った10の最もおかしな行動」と題した記事を公開しました。候補者が座る椅子を「ザ・ホット・シート」(死刑用の電気イス)と表現し、彼らの緊張感を揶揄しています。(文:m.shim)
落ち着きを取り戻そうとカバンをあさると…
以下に掲載する10の行動は、米ハリス・ポール社が2,192名の人事担当者と従業員に「面接中に起きた最も印象深いもしくはあり得ないような失敗の思い出」を募り、米キャリアビルダー社が発表したものです。
1.落ち着かない様子の候補者がカバンをあさると、中から犬が出てきた
2.候補者が50本ほどのペンを面接に持ち込み、机にぶちまけた
3.候補者が面接中、ヨガのポーズでイスに座り続けた
4.候補者が「会社で従業員が宗教的助言を受けられるか」と聞いてきた
5.候補者が前の会社を辞めた理由について「どうしても我慢できず、そいつをとっちめてやったんだ(kicking someone's butt that really needed it.)」と述べた
6.多様性についての質問で、候補者が「off the boat」という言葉で答えてきた(「boat」は難民のボートを指し、転じて移民したてでアメリカの文化にまったく慣れていないという意味のネガティブな表現)
7.候補者が面接担当の質問に答えるために「グーグル」で検索しようとした
8.候補者が自己紹介として自分の名前を告げた後に、「でもボクのことはティガーと呼んで! 自分でつけたニックネームなんです」と言ってきた
9.面接を受けている会社に勤めている奥さんが浮気をしていないか、候補者が面接担当に聞いてきた
10.候補者が、他の人たちがどれだけ給料をもらっているのか聞いてきた
つい口をついて出る「本性」
一見すると「緊張してもこんなことはしないだろう…」と思わせるものばかりですが、考えてみれば緊張のあまり5番や6番のような下品な言葉遣いが口をついて出てしまい、その人の本性みたいなものがうっかり覗いてしまう可能性はあるでしょう。
3番の「ヨガのポーズ」も、7番の「分からないことはググる」も、普段からしていることであれば別に禁止する必要はないのかもしれません。オフィスワークであれば、ヨガをしながらグーグル検索をしていても仕事になるからです。
以上、あまり参考にはならないかもしれませんが、このリストを反面教師にするも良し、面接前の気晴らしに思い出すも良し。万が一面接で失敗してしまっても「こんな珍行動をしている人も世の中にはいるのだから」と開き直るきっかけになるかもしれませんね。
(参考)The 10 Strangest Things People Have Done In Job Interviews
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