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元気の秘けつは42度!○○○で回復力アップ

2015年01月22日 00:02  オズモール

オズモール

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“以前より疲れが取れなくなってきたかも”“肌トラブルが長引くように”“傷あとや下着のあとが消えにくくなってきた”“つらいことがあるとなかなか立ち直れない”そんな回復力が遅い女子必見! 健康管理の新しいキーワードとして注目されている「ヒート・ショック・プロテイン(Heat Shock Protein)」って聞いたことある? もともと私たちの体に備わっている熱ショックタンパク質のことで、その頭文字をとって「HSP」とも言われているのだとか。その働きを味方につければ、心身ともにもっと元気でいられる可能性があるみたい。そんなHSPについて専門家の水島徹先生に教えてもらおう! 「若いうちは特に注意をしなくても、キレイな肌や健康を保つことができます。それは、私たちの体に“自己回復力”が備わっているからです。でも年齢とともに自己回復力が低下するためHSPが必要に。HSPとは、不調や病気の原因となるさまざまなストレスから体を守り、自己回復力を高めてくれる、ありがたいタンパク質です」(同) HSPが私たちを守ってくれているストレスの種類は実にさまざま。 「例えば、紫外線や気候による物理的ストレス、大気汚染やタバコなどの化学的ストレス、イライラや不安などの精神的ストレス、老化からくる生物学的ストレスなど、人間はいろいろなストレスの影響を受けています。HSPは、こうしたストレスで傷ついた細胞を修復して元に戻す働きがあります」(同) HSPは年齢とともに減ってしまうけれど、体に“42度の熱ストレス”を与えることで、増やすことができるのだとか。 HSPをカンタンに増やせる手浴法は、冷たい手を熱めのお湯(目安は42度)に数分間つけて温める。たったこれだけ! 水仕事の後や、寒い屋外から帰宅した直後など、手が冷たくなっている状態のときに行ってみよう。直前に手を水で冷やしてもOK。 「ポイントは温度差です。冷たい状態から温かい状態に変化する熱刺激によって、HSPが急増することがわかっています。手を温めた後は、肌が乾燥しやすいのでハンドクリームで保湿を忘れずに」(同) 手がかじかむ機会が多い冬は、HSPを増やす絶好のチャンス。冷たい手を42度のお湯で一気に温めて、ストレスに強い体を目指して! 水島徹慶應義塾大学薬学部分析科学講座主任教授。1990年東京大学薬学部卒業。1992年東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。スポーツクラブNAS株式会社技術アドバイザー。ヤーマン株式会社技術アドバイザー。厚生労働省科学研究費補助金創薬基盤推進研究事業主任研究員。著書に『42℃温めで素肌美人』(幻冬舎)などがある。【オズモール】