1月20日に発表された、今年のF1日本GPの観戦チケット発売概要。中でも特に注目なのは、今回から新たに設定された西エリアチケットだろう。
この西エリアチケットは、鈴鹿サーキットの西コースの各所に設定されたG(立体交差・130R)、L・M・N(スプーン)、O(西ストレート)の各エリアで、自由に観戦できる、いわば“エリア限定自由席券”とも言えるモノだ。つまり、決勝レースのスタートはスプーンで観戦し、レース途中は西ストレートへ、チェッカー直前には130Rの攻防を観るといったスタイルも可能となるわけだ。価格も大人9,000円、15~23歳は6,000円、3歳~中学生は3,000円(いずれも税込)と、非常にリーズナブルである。しかも、この西エリアチケットを持っていれば、他の指定席券と同様モートピアパスポートも付帯されているので、レース観戦前後にアトラクションで楽しむことの可能だ。
鈴鹿サーキットによれば、「料金を低く設定することで、若いファンの皆さんにも楽しんでいただけるようにした」というこの西エリアチケット。さらに楽しむことができる企画も、色々と検討されているようだ。発売は7月12日(日)の10時と予定されている。
もうひとつ、編集部が注目したサービスは、こちらも今年から採用された「レースチケット補償保険」である。これは、チケット購入金額の数パーセントを支払うことで、指定された事由により日本GP観戦に出かけることができなかった場合に、チケット代金全額を受け取れるという保険商品。入院や通院、宿泊を伴う出張、イベント当日の交通機関の遅延、家族の入院・通院、本人または家族の死亡などの事由が、補償対象となる。この保険は、3月7日のF1観戦券発売日から、「チケットガード小額短期保険会社」のWEBサイトで申し込むことができる。なお、申し込みは観戦券購入後14日以内となっているので、くれぐれもお忘れなきよう。詳しくは鈴鹿サーキットのホームページに記載の情報をご確認いただきたい。
マクラーレン・ホンダが復帰する今年。低額チケットの発売や補償制度の充実など、これまでよりも観戦のハードルは低くなった。これを期に、F1を観に鈴鹿へ出かける計画を立ててみてはいかがだろうか?