メルセデスF1チームのボス、トト・ウォルフは、2015年の開幕戦からライバルたちとは接戦になると考えている。
2014年のシルバーアローは、メルセデス製の新しいパワーユニットと空力性能に優れたW05で、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが全19戦中16勝を挙げ、ドライバーとコンストラクターの2冠を達成。選手権2位のレッドブルには、300ポイント近い差をつけ、2014年シーズンを席巻した。
しかし、チャンピオンチームを率いるウォルフは、昨シーズンのようにメルセデスがシーズン序盤から独走できるとは考えていない。
「我々のライバルは、開幕戦から競争力を備えていると確信している」と、ウォルフが語ったとBBCが伝えている。
メルセデスは、プレシーズンテスト初日の2月1日(日)に、ヘレス・サーキットで2015年型マシン『W06 ハイブリッド』を発表、ロズベルグがシェイクダウンを兼ねた初日のドライブを担当すると明らかにした。
「この冬の作業量も例年通り多かった。昨年は、(大幅なレギュレーション変更により)全く新しいF1の準備に取り組んでいた」
「今は、開発面で次のステップに進むという大きなチャレンジに直面しているんだ」
「我々が今年もアドバンテージを築くためには、あらゆる細部に焦点を合わせなければならないということだよ」
昨年のメルセデスは、ライバルに対し、パワーユニットの性能でかなりのアドバンテージを築いていたが、2015年は、新規参入のホンダを含むパワーユニットメーカー4社ともがシーズン中のアップデートを認められている。