ロータスF1チームは、2014年のGP2チャンピオン、ジョリオン・パーマーを2015年のサードドライバーとしてチームに迎え入れることを発表した。
元F1ドライバーであるジョナサン・パーマーの息子で、イギリス出身のジョリオンは、GP2参戦4年目の昨年、タイトル獲得を達成した。
今年24歳になったばかりのパーマーは、ロータスのサードドライバーとして2015年のすべてのグランプリとテストを訪れ、金曜フリープラクティス1に「かなりの回数」参加すると発表された。彼はリザーブドライバーの役割も果たすことが明らかになっている。
パーマーはこのチャンスを2016年のレースシート獲得に生かしたいと語った。
「僕は2016年に競争力の高いF1チームでレースドライバーになることを目指していた。ロータスとの契約は僕にとって大きなチャンスになる。今年はメルセデスエンジンを搭載するしね」とパーマー。
「大手F1チームとあらゆる面で密接に働き、マシンに乗ってたくさんの距離を走ることで学習できる。バルテリ・ボッタスが(ウイリアムズで)証明したように、それが最善の方法だ」
「素晴らしいタイミングでロータスに加入することができて喜んでいる。長期にわたって彼らとの関係を築くことを目指す」
「レースに出られないのは少し悲しいけれど、大きな視野で物事を見なければならない。今年はすでにレースシートは残っていない。それでもF1マシンに乗ることができるし、一流のチームに加わることができた。今年前進するチームだ」
チームオーナーのジェラール・ロペスは、パーマーへの大きな期待を次のように語った。
「ジョリオンは素晴らしい才能を持つドライバーだ。ロータスでサードドライバーの役割を果たす力があると確信している」
「2011年のGP2チャンピオンのロマン(・グロージャン)と一緒に働いてきた経験から、GP2がドライバーの力を示す場として最高のカテゴリーであることは分かっている。ジョリオンは昨年素晴らしいシーズンを過ごしてタイトルを獲得した。このことから彼には計り知れないほどのポテンシャルがあることは明らかだ。彼にはできるだけ多くの距離を走らせたいと考えている」
パーマーは昨年アブダビでのF1合同テストにフォース・インディアから参加、初めてF1マシンを走らせた。