ウイリアムズは20日、全チームのトップを切って2015年のF1マシン『FW37』の画像を公開した。
昨年、メルセデスのパワーユニットを搭載し、9度の表彰台を奪う活躍でランキング3位に躍進したウイリアムズが、本家メルセデスを凌ぐスピードもみせた2014年型FW36の遺伝子を受け継ぐ2015年用のニューマシン『FW37』を初披露した。
今週発売されるイギリスのF1専門誌『F1レーシング』の表紙を飾ったウイリアムズFW37は、昨年“醜い”と批判を浴びた、いわゆるアリクイや2本牙といったノーズ形状を禁止する新たな規定により、フロントウイング付近までなだらかに垂れ下がるノーズを採用している。
しかし、FIAが「見た目上、より美しい構造にする」として設けた新しいノーズ規定をもってしても、細く突き出たノーズの先端はわずかに残るかたちとなった。
マシンのカラーリングは、昨年同様タイトルスポンサーのマルティニカラーをほぼ踏襲。新たにRexona(レクソーナ)、Avanade(アバナード)、Hackett(ハケット)という新スポンサーのロゴも確認できる。
チームはこの日の夜、グローブのチーム本拠地で最初のエンジン始動も行っている。