9年連続でWRCチャンピオンを獲得した経験を持つセバスチャン・ローブは、1月22日(木)に開催されるWRC開幕戦ラリー・モンテカルロへスポット参戦するが、ドライビングの感覚を取り戻すのに苦労したと明かした。
ローブは先日、15ヶ月ぶりにシトロエンDS3 WRCに乗り込みモンテカルロへ向け事前テストを行ったが、2014年に参戦したWTCC世界ツーリングカー選手権のドライビングから、ラリーカーのドライビングへスイッチするのに時間が必要だったと認めた。
「WTCCと違って、ラリーはもっと瞬時に色々な判断をしていかなきゃならないんだ。その感覚を取り戻すのに少し時間が掛かってしまったよ」とローブ。
ローブは2日間行ったテストのコンディションが、ラリー・モンテカルロへの準備に最適なものではなかったと認めているが、本番のコンディションを予測してテストするのは不可能だろうと考えている。
「2日間のテストは理想的なコンディションで行えたけど、雪があまり積もっていなかったんだ。モンテカルロは毎年雪が積もるから心配ではあるけど、今年は積もらない可能性もあるからね」
またローブは、2014年シーズンに母国フランスでWRCにスポット参戦する可能性があったことを明かした。
「去年、シトロエンからラリーフランスに参戦しないかってオファーを受けたよ。残念ながら実現しなかったけどね」とローブ。
「だから今回、フランスでもステージがたくさん行われるモンテカルロに参戦するんだ。ラリー・モンテカルロは雰囲気もいいし、サポーターもたくさんいるから好きなんだ」