2014年に合併し誕生したクラフト-バンブー・レーシングが、2015年に向けてシボレーRMLクルーズTC1でWTCCに“復帰”することになった。
シルバーストンに拠点を置き、WTCCに長年参戦してきたバンブー・レーシングと、アジアを中心にスポーツカーレースで活躍していたクラフト・レーシングが2014年に合併し誕生したクラフト-バンブー・レーシングは、14年はツーリングカーでの活動を行わず、GTアジアやアジアン・ル・マンで活動していた。
しかし、2015年に向けてクラフト-バンブーは新たにシボレーRMLクルーズTC1を投入し、マクラーレンMP4-12C GT3でブランパン耐久に参戦していたグレゴワール・デモステアを擁しWTCCに復帰することを決めたという。
「グレゴワールとともにWTCCへの復帰を発表することができて光栄に思うよ」と語るのは、チーム代表のリチャード・コールマン。
「我々はいま、2台目を投入しラインナップを広げることができるように、ハードに働いているところなんだ。それに、再びRMLと関係を築くことができて嬉しく思う。過去には5年間も一緒にツーリングカーの世界で働いてきたんだからね」
クラフト-バンブーは、WTCC開幕戦のアルゼンチンに向け、2月中旬までにクルーズを組み上げ、船便に乗せたい考えだという。
今季WTCC初参戦となるフランス人ドライバーのデモステアは「WTCCに加わることができて嬉しく思うよ。クラフト-バンブーは過去に素晴らしい成績を残してきたチームだし、彼らと新しいクルマについて学んでいくのが楽しみで仕方ないよ」とWTCC参戦の喜びを語った。
「1年目は少しずつ成長していくことになるだろうね。でも、もちろんその中でもいい成績をいくつか残せるようにしたいね」