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ダカールラリー:アル-アティヤーが総合優勝。ミニが大会4連覇を達成

2015年01月18日 13:00  AUTOSPORT web

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ナッサー・アル-アティヤー(ミニ・オール4レーシング)はステージ2以降、総合首位を譲らぬ強さをみせ大会制覇を成し遂げた
2015年のダカールラリーは17日、最終ステージとなるロサリオ~ブエノスアイレス間のデイ15が行われ、ナッサー・アル-アティヤー(ミニ・オール4レーシング)が2011年大会以来となる2度目の総合優勝を成し遂げた。

 デイ15のステージは、大雨の影響で予定より大幅に短縮され、スタート地点から34km付近に設定された第1チェックポイントまでが競技区間となった。アル-アティヤーがステージ1位から39秒遅れのステージ6位を獲得し、総合優勝を達成した。ステージ1位はロビー・ゴードン(ハマーHST・ゴルディーニ)が獲得している。

 アル-アティヤーは、ステージ1でペナルティを受け総合7番手へ沈んだものの、ステージ2以降は総合首位を譲らない圧倒的な速さをみせ大会を制覇した。アル-アティヤーは、「肉体的にも精神的にも万全の状態で大会に来たから、ダカールを制覇することができて本当に嬉しい。この勝利に満足しないで、もっと勝利を重ねていきたいと思っているよ」とコメントした。また、アル-アティヤーが総合優勝したことで、ミニ・オール4レーシングは大会4連覇を果たしている。

 総合2位は、35分34秒差でジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックス)が獲得、総合3位は1時間32分差でクルジストフ・ホロフチェク(ミニ・オール4レーシング)となっている。


 大会前は優勝候補と評されていたものの、苦戦が続いていたプジョー勢は、ステファン・ペテランセル(プジョー2008DKR)が総合11位、チームメイトのシリル・デプレは総合34位だった。

 四輪市販車部門での連覇に挑む日本のチームランドクルーザー・トヨタオートボデーは三橋淳/アラン・ゲネック組がクラス1位、ニコラ・ジボン/三浦昂組がクラス2位を維持したままフィニッシュ。クラス3位に24時間以上の差をつけて、市販車部門連覇と二年連続ワンツーフィニッシュを達成した。

 トラッククラスの日野チーム・スガワラ勢は菅原照仁/杉浦博之組516号車が総合16位、菅原義正/羽村勝美/若林葉子組524号車が総合32位となり、排気量10リッター未満クラスの6連覇を果たしている。

 ダカールラリー2015のデイ14ハイライトは、J SPORTS 3で22時~22時30分に放送される予定だ。