2015年のダカールラリーは16日、テルマス・リオ・ホンド~ロサリオ間1024km(SS298km)のデイ14が行われ、オルランド・テラノバ(ミニ・オール4レーシング)がステージを制覇した。総合首位のナッサー・アル-アティヤー(ミニ・オール4レーシング)は1分37秒遅れのステージ4位を獲得し、総合2番手との差を35分へと拡げている。
テラノバは今大会4度目のステージ優勝となったが、ステージ4でメカニカルトラブルにより大きくタイムをロスしており、総合順位は18番手となっている。30秒差でステージ2位に入ったバルジミール・バシリエフ(ミニ・オール4レーシング)が、総合5番手へ浮上したことで、総合順位の上位5台のうち4台はミニ勢が占めることとなった。
ステージ12位でフィニッシュし、総合首位との差が開いた総合2番手のジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックス)は、「首位のアル-アティヤーに追いつくのは、ほとんど不可能だと思う。だから、リスクを避けて走ることに徹したんだ」とコメントしている。
25年ぶりにワークス体制でダカールラリーに復帰したものの、苦戦が続くプジョー勢は、ステファン・ペテランセル(プジョー2008DKR)がステージ7位でフィニッシュ。総合順位は前日と変わらず11番手だが、総合10番手との差を37分へと詰めている。プジョーのもう一台を操るシリル・デプレは、ステージ20位でフィニッシュしている。
四輪市販車部門での連覇に挑む日本のチームランドクルーザー・トヨタオートボデーは、三橋淳/アラン・ゲネック組がステージ29位、1分13秒遅れでニコラ・ジボン/三浦昂組がステージ30位となり、クラス1位、2位の座を堅持している。トラッククラスの日野チーム・スガワラ勢は、菅原照仁/杉浦博之組516号車が総合17位。菅原義正/羽村勝美/若林葉子組524号車は総合31位となっている。
ダカールラリー2015のデイ13ハイライトは、J SPORTS 3で22時~22時30分に放送される予定だ。