WEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているポルシェは16日、2015年仕様のポルシェ919ハイブリッドの画像を初公開した。
昨年からWEC/ル・マン24時間のトップカテゴリーへと復帰を果たしたポルシェは、シーズン8戦中4度のポールポジションを獲得したほか、最終戦では初優勝を飾るなど初年度から活躍。12月には、「2014年モデルから明確な進化を遂げた」という15年仕様のマシンをシェイクダウンしている。
今回公開されたのは、そのシェイクダウン時の画像。カラーリングは施されておらずカーボン地のままとなっているが、大きく変更されたフロントカウルの形状が目を引く。
ポルシェは昨年、この15年仕様の919ハイブリッドについて、14年仕様のコンセプトは引き継ぎつつ新たなモノコックを製作し、マシンをリデザインする方針を明かしていた。パワーユニットに関しても、昨年のコンセプトを引き継ぎ、2リッターV4ターボのガソリンエンジンを搭載するとともに、ふたつのエネルギー回生システムを搭載している。
なおポルシェは、この新仕様のマシンを用いて、1月18日からヤス・マリーナ・サーキットでのテストに臨むことを発表している。