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「メンヘラ」の作家がアートを通して世界と繋がることを目指す展覧会『メンヘラ展』

2015年01月16日 20:30  CINRA.NET

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『メンヘラ展 Special』ロゴ
精神疾患のある現役美大生を中心としたグループ展『メンヘラ展 Special』が、2月4日から東京・阿佐ヶ谷のTAV GALLERYで開催される。

精神疾患を持つ通称「メンヘラ」のアーティストが、アートを通して世界と繋がることを目的に掲げる『メンヘラ展』。東京藝術大学油画科に在学中の学生で、自身も物質誘発性精神病性障害を抱えるあおいうにの主宰のもと、昨年2回にわたって開催された。同展の活動は、2014年に登場した表現主義の新しい形として、中ザワヒデキの著書『現代美術史日本篇1945-2014』でも言及されている。

3回目となる今回は、「メンヘラ」のバリエーションを提示するこれまでの形式とは異なり、より表現として洗練した作品を出展することを目的に開催。参加作家は、展覧会のキュレーションも手掛けるあおい、統合失調症を抱える池田サチ、鬱病、パニック障害、統合失調症を抱えるナカバヤシアリサ、強迫性障害を抱えるFluynと、ゲストの江崎びす子の5人となる。江崎は、キャラクター「メンヘラチャン」で注目を集めるイラストレーターだ。

なお、関連イベントとして2月7日には江崎の握手会およびサイン会を開催。イベント当日は、展覧会の参加作家が描いたメンヘラチャンのイラストも展示される。また、2月8日には、レセプションパーティーとあおいうにによる自作詩の朗読ライブが行われる。