フェラーリ会長セルジオ・マルキオンネは、2015年のF1マシンの開発は遅れているが、シーズン中に向上していくはずだと語った。
フェラーリは2014年、フェルナンド・アロンソが表彰台を2回獲得したのみで1勝も挙げることができず、ランキング4位に沈んだ。
体制を大きく変更し巻き返しを狙うフェラーリだが、2015年型マシンのデザインに着手したのが遅く、後れを取っていると会長は認めた。ただ、FIAがパワーユニットをシーズン中に開発することを許可したため、シーズン中に後れを取り戻すことができると彼は考えている。
「新車のデザインに着手するのが遅れたため、今シーズンは出遅れている」とマルキオンネは語った。
「だが開幕戦までにエンジンを凍結する必要はないので、非常に面白いシーズンになるだろう」
「1年の中でマシンは次第によくなっていくと思う」
マルキオンネは、新チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネとテクニカルディレクターのジェイムズ・アリソンの新体制の下、フェラーリは間違いなく前進できるとの考えを示した。
「我々はマウリツィオ・アリバベーネという新しいチームプリンシパルを迎えた。彼は長年レースに関係する仕事に携わってきた。アリバベーネは今忙しく動いてくれている」
「技術スタッフにはアリソンがいる。彼が技術面を取り仕切る。つまりいい体制が整っているといえる」