現代人にとって、情報が飛び交うワーキング・スペースはとてもストレスフルだ。
そんなふうに感じ始めた10年前から、リー・マコーマック氏はこのポッドの考案を練り始めた。
ヒントになったのは、日本滞在。
街の至るところに存在する「カプセルホテル」で日本人が当たり前のように宿泊したり、休憩したりする姿を見たことでこのスタイルを思い付いたそう。
「Orrb(オーブ)」は、働く人たちを癒やすために開発された睡眠ポッド。
楕円形の機体を開けると、そこには1台のシートが。
このポッドは外からの騒音を完全シャットアウトし、利用者に静寂を与えてくれる。
中は決して広くはないが、だからこそ母親のお腹にいた頃のような、包まれるような安心を感じられるらしい。
目の前のスクリーンに表示される、“リラックス”“集中”“テスト”“士気を高める”“瞑想”など、モードを選んで設定すると、そのモードに合った快適な空間が演出されるそう。
「オーブ」は2015年3月から販売をスタート。価格は1台1万ドル(日本円で約117万円)。
開発者のマコーマック氏いわく、ゆくゆくはオフィス以外に空港や駅といった公共スペースでの普及も目指しているとのこと。
自分のオフィスにこんな便利な休憩スペースがあったら、毎日の出勤がもっと楽しみになりそう?!
Orrb Technologies
http://orrb.com/
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