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F1タイヤのワイド化が検討。ピレリも支持

2015年01月16日 08:00  AUTOSPORT web

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2014年ブラジルGPスタート
F1タイヤサプライヤーのピレリは、タイヤの幅を拡大するという案に賛意を示し、これによりF1はファンにとってよりエキサイティングなものになると述べた。

 F1の技術責任者たちとFIAは、F1マシンの外観に迫力を加え、ドライバーにとってよりスリリングなクルマにする手段について検討している。

 そのひとつにタイヤの幅を広げるという案がある。それによりコーナーでのグリップが増し、ドライバーがプッシュしやすくなると考えられている。

 この提案についての検討はまだ始まったばかりだが、ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは、タイヤのワイド化を支持している。

「(F1レースディレクターである)チャーリー(・ホワイティング)とその件について話し合いを行った。いつも言っていることだが、我々はF1に必要とされることはやるつもりだ」とヘンベリー。

「幅の広いタイヤ? 魅力的なアイデアだ。1970年代のマシンの画像を見ると、ドラッグレースのマシンほど極端ではないものの、『わぁ、すごいな!』と感じる」

「今のタイヤはさまざまな面でとても小さい。この件について検討する意思はある。少し時間の余裕をくれさえすればいい」
「我々はF1を必要な状態にするためなら、やるべきことを何でもやるつもりだ」


 ヘンベリーは、開発にかかる時間やF1契約を考慮すると、タイヤ幅の拡大は2017年以降になるとの考えを示している。
「我々の契約は2016年末までとなっている。これを更新する場合、(タイヤ幅の変更を)考慮に入れる必要がある」

 現在のF1タイヤの幅はフロントが245mm、リヤが325mmとなっているが、ヘンベリーはリヤを400mm以上にすることを目指したいと述べた。
「私としては400mm以上にしたいという気持ちがある。(エンジンを)1000bhpにするというのも素晴らしいことだ。大きな数字を復活させるべき要因があると思っている」