トップへ

ホンダのF1パワーユニット凍結問題、FIAが再考に同意

2015年01月15日 09:00  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2014年アブダビF1テスト ストフェル・バンドーン(マクラーレン・ホンダMP4-29H)
FIAは今週ホンダと会談を行い、ホンダに今シーズン中のパワーユニット開発を許可するかどうかを検討することに同意した。

 FIAは昨年末、パワーユニットのホモロゲーションの期限がレギュレーションに明記されていないとの指摘を受け入れ、メルセデス、フェラーリ、ルノーが2015年シーズンに開発を続けることを許可した。しかし今年から参戦するホンダに関しては、昨年のライバルたちと同様に2月28日を期限とし、シーズン中のアップデートを禁止するのが公平な措置であるとの見解を示した。

 マクラーレンとホンダはこれに不満を持ち、月曜、ホンダの代表者がF1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングと会い、エンジン凍結規則に関する話し合いを行った。
 会合の詳細は明らかになっていないものの、FIAがこの問題を再考することに同意したといわれている。


 今後もホンダとFIAの話し合いは続くものとみられる。ホンダの望みどおりFIAが譲歩するという保証はないが、ホンダがライバルたちと同様に今シーズン、32のトークン(開発点数)の使用を許される可能性もある。
 しかしライバル3社は新パワーユニットを導入した昨年、シーズン中の開発は全く許されておらず、今年ホンダがシーズン中のアップデートを許可されれば彼らは不満を訴えるかもしれない。

 BBCは、ホンダが不公平であると主張する理由のひとつとして、2014年は1シーズン1台あたり5基のエンジンを使用できたが、今年は4基しか許されないという状況を挙げている。また、来年ホンダに許可される開発トークンは他のマニュファクチャラーと同様の25で、32トークンではないとの指摘もなされている。