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「今年のトロロッソは開発に苦労」。ルーキーペアに懸念

2015年01月15日 08:10  AUTOSPORT web

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2014年アメリカGP マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)
元F1ドライバーで現在解説者を務めるデイビッド・クルサードが、トロロッソは今年ルーキーふたりのラインナップを選んだことで、開発に苦労すると予想している。

 昨年ジャン-エリック・ベルニュとダニール・クビアトを走らせたトロロッソは、今年はマックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツJr.を起用する。

 昨年はF1で3年目のシーズンを迎えたベルニュがいたものの、今年はふたりともF1未経験であるため、エンジニアたちが正しい開発の方向性を見つけるのが難しくなるとクルサードは考えている。

「エンジニアとデザイナーがマシンを開発するには、ベストパッケージはこれだという確信を持つ必要がある。それにはドライバーからのリーダーシップが重要になる」とクルサードはSky Sportsにおいてコメントした。

「ドライバー、エアロダイナミシスト、チーフメカニカルエンジニアの間のコミュニケーションが非常に大事だ。経験ない若手ドライバーを起用すれば、他に経験を求めなければならない。さまざまな面で、経験あるドライバーひとりとルーキーひとりという組み合わせの方が有利だ」
「ただ、トロロッソは(レッドブルのために)若手ドライバーたちの力を試すための場であり、力を発揮したドライバーは次のレベルへと進んでいくことになっている」

 今年トロロッソはエンジニアリングミーティングのやり方も変える必要があると、クルサードは述べた。

「ミーティングの形式を少し変える必要がある。ドライバーたちを理解し、教育し、彼らに適切な質問をして、彼らの経験不足を補わなければならない」